
少し読みづらい
『組織の経済学』の著者の1人の作品です。
内容は戦略と組織の適合(本書ではコヒーレント―首尾一貫した等の意味)について組織経済学の目線から書かれたものです。
なので契約やインセンティブ、コーディネーション等の用語が多く出てきます。
経済学の専門書と言うこともあり、読むのは大変です。
一応実務家向けでもあるようですが、正直仕事の傍らこの本を読むのは厳しいと思います。
見方が異なるので、一概には言えませんが、総括すると、最終的に経営組織論でいう状況適合理論に似通ってきます。なので実務家の方などは、ガルブレイス著『組織設計のマネジメント―競争優位の組織づくり』が実務家向けに書かれていますし、同じくガルブレイス著『経営戦略と組織デザイン』も割合量も少なめですので、忙しい方はこれらをどうぞ。
とは言っても本書は事例を多く含んでいますし、組織経済学の中心的概念の説明も含んでいるため、組織についての研究で注目を集めている組織経済学を学ぶためには実務家の方でも十分オススメできるものであるといえます。
また、学生の方は、この本から、組織経済学がどのようなものかを知ることができますし、状況適合理論という組織論の一端を見ることができます。
ただ2点ほど不満があります。
1 経営組織論での状況適合理論への批判について触れられていない。
これはあくまで経済学だから仕方が無いのかもしれませんが、組織経済学といっても経営組織論から学ぶことは多いはずですし、それらに全く触れない...
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